よくある質問
『げんき』に関するよくある質問です。
  ■対象について
  Q. 『げんき』はどのような人が対象ですか?
Q. 『げんき』を使って自分で勉強することはできますか?
Q. 高校の授業で『げんき』を使うことはできますか?

  ■時間数について
  Q. 『げんき』全23課を修了するのに、授業時間数はどのぐらい必要ですか?
Q. 『げんき』で想定している授業時間より少ない場合でも使えますか?

  ■教材内容について
  Q. 『げんき』で学習する漢字数は?
Q. 『げんき』で学習する単語数は?
Q. 「会話・文法編」と「読み書き編」は同じペースで進めたほうがいいのでしょうか?
Q. 6枚組CDと2枚組Student CDの違いについて教えてください。

  ■その他の質問
  Q. 『げんき』を修了した後はどのような教材に進めばいいですか?
Q. CDをコピーして学生に使わせることはできますか?

■対象について
  Q. 『げんき』はどのような人が対象ですか?

A. 『げんき』は初めて日本語を勉強する人を対象にしています。テキストは2巻に分かれていますので、100時間程度学習した既習者は、『げんき2』から始めることもできます。なお、文法説明や単語訳、練習の指示文は英語ですので、英語が理解できることが望ましいでしょう。
 
   
  Q. 『げんき』を使って自分で勉強することはできますか?

A. 『げんき』では、文法説明は自分で予習できるよう、なるべく文法の専門用語を使わず、わかりやすい英語で書いてあります。ですから、自学自習で日本語を学ぶ方でも十分使うことができます。ただしその場合でも、「練習」に教室活動を前提としたペアワークやグループワークが数多く収録されているので、いっしょに勉強したり勉強を見てくれる人がいたほうが、より効果的に学習できるでしょう。なお、日本語を聞く機会を補うためにCDを併用することをおすすめします。
 
   
  Q. 高校の授業で『げんき』を使うことはできますか?

A. 『げんき』は大学の初級コース向けに開発された教材ですが、すでにアメリカの高校で採用実績があります。カリキュラムに合うように教え方をアレンジしたり、ほかに副教材を用意するなどの工夫で、高校の授業でも使用可能です。会話文の主人公はアメリカの大学生ですが、日本に留学してホームステイするストーリーなので、高校生でも興味が持てる内容になっています。
 

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■時間数について
  Q. 『げんき』全23課を修了するのに、授業時間数はどのぐらい必要ですか?

A. 目安として、「会話・文法編」に1課あたり6時間、「読み書き編」に3時間を想定していますので、全23課で合計約200時間となります。学習内容と所要時間参照)
  「会話・文法編」の場合、3〜4時間目まではその課の学習項目の説明と練習、単語の導入などを行い、4〜5時間目で「会話」を中心とした練習、最後の6時間目で課のまとめの練習を行う、というような流れを想定しています。
  「読み書き編」では、たとえば1時間目にその課で学習する漢字約15字の導入と練習、2時間目に読み教材の作業、3時間目に漢字の書き取りや作文練習などの書く練習、というような流れになります。
  一例として、『げんき』を採用中の大学では、週4〜5時間、年間週30〜32週で、1年目に『げんき1』を、2年目で『げんき2』を使うところが多いようです。ただし、これはあくまでも目安です。課によって学習項目の数や難度、読み教材の分量が違いますので、学習者の理解度に合わせて進めていくことが肝心です。
 
   
  Q. 『げんき』で想定している授業時間より少ない場合でも使えますか?

A. 上記のとおり、標準的な授業時間は「会話・文法編」が1課あたり6時間、「読み書き編」が3時間ですが、標準的な時間数を確保できないコースの場合は、文法説明を各自で予習しておき教室ではすぐに練習を行うようにする、練習を取捨選択する、「会話・文法編」だけを扱う、などの工夫で、授業時間を短くすることも可能です。テキストやワークブックの内容をどんな場合もすべて行わなければならないというわけではありません。カリキュラムに合わせて、教授内容や方法をアレンジして使っていただくことをおすすめします。
 

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■教材内容について
  Q. 『げんき』で学習する漢字数は?

A. 『げんき1』の読み書き編で145字、『げんき2』の読み書き編で172字、計317字を学習します。この中には、日本語能力試験出題基準(2002年度改訂)の3級漢字表284字のうち254字が含まれています。「読み書き編」学習漢字一覧参照)
 
   
  Q. 『げんき』で学習する単語数は?

A. 全23課で約1,700語学習します。『げんき』では学習した文法や表現を学習者がすぐに実際の場面で使えるように、日常生活でよく使う単語をなるべく多く導入しています。品詞別では、名詞(代名詞・固有名詞を含む)が約930語、動詞約360語、い形容詞約80語、な形容詞約40語、副詞・連体詞や表現約230語となっています。
 
   
  Q. 「会話・文法編」と「読み書き編」は同じペースで進めたほうがいいのでしょうか?

A. 「会話・文法編」で学習した文法項目が「読み書き編」の読み教材で出てくるので、「読み書き編」は「会話・文法編」の同じ課を学習してから扱うようにしてください。ただし、「会話・文法編」と「読み書き編」の内容は独立しているので、「読み書き編」を「会話・文法編」と同じペースで進めなくてもかまいません。
 
   
  Q. 6枚組CDと2枚組Student CDの違いについて教えてください。

A. 6枚組のCDは、各課の「会話(1回目はポーズなし、2回目はポーズありで収録)」「単語」「練習」とワークブックの「聞く練習」が収録されています。2枚組のStudent CDはこの中から「会話(1回目のみ)」「単語」とワークブックの「聞く練習」だけを収録したものです。

  6枚組CD 2枚組Student CD
 「会話」(ポーズなし)
 「会話」(ポーズあり)  
 「単語」
 「練習」  
 ワークブック「聞く練習」

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■その他の質問
  Q. 『げんき』を修了した後はどのような教材に進めばいいですか?

A. 『げんき』では初級の文法項目を一通り学習します。「会話・文法編」学習項目一覧参照)
『げんき』を最後まで学習した後は、『An Integrated Approach to Intermediate Japanese
(中級の日本語)』などの中級テキストに進むことができます。
 
   
  Q. CDをコピーして学生に使わせることはできますか?

A. ご購入いただいた6枚組CDについては、『げんき』採用の日本語のクラスに登録している学生が登録期間中に限ってコピーを使用することを許可しております。学内のサイトにCDの音声を掲載する場合も同様です。くわしくは、出版局までおたずねください。なお、2枚組のStudent CDについては、コピーの使用は許可しておりません。